以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:14:28.81 ID:80QHw2yQ0<> 批評? ボコボコにしてやんよ(善意100%で)
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪

▼物書き初心者へ
「VIPの恥はかき捨て。悶絶して転げ回りながらでも何か書け。そして晒すのだ」
・文章作法は守ることをお勧めする。つか、知らないと損するよ? 叩かれるよ?
注意されたら素直に従うべし。以下のサイトで勉強しよう。
□モノ書き一里塚 ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/
□作家でごはん! 執筆の基礎 ttp://sakka.org/lesson/
□小説の書き方についてもっとkwskって香具師は『小説 書き方』でググる。住人にお勧め小説指南サイトを聞くのも良し。


■まとめサイト ttp://viptokiwasou.mad.buttobi.net/index.html
■トキワろだ……ttp://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/upload.html
■避難所 ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8877/

※スレ建ては>>1000まで行きそうなら>>980が建てる。3日落ちしそうなら誰かが建てる。
※スレタイは「VIPトキワ荘――」の部分のみ固定。後ろの部分は変更可だが「小説」というフレーズは必ず入れる。
※テンプレ1枚目の「■まとめサイト URLry」より上の部分は変更可。
※次スレが建たない場合は避難所で確認。 <>VIPトキワ荘──小説書いて、感想もらって【小説大会もあるよ!】 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:14:54.80 ID:80QHw2yQ0<> ★投下方法★
・まとめサイトにある「トキワろだ」(スレ専用うpろだ)にうpする。
・1〜2レス程度(60行以下)で収まる作品は、直接投下可。
・どこかの小説投稿サイトに投下しているならURLを書きこんでもおk。
・携帯からの投下は避難所の専用スレで行う。

☆投下に関して
・小説のみに限らず、詩、エッセイなど文章ならなんでも投下おk。
・発表する場がない作品の供養や黒歴史晒しも歓迎。
・善意100%でボコボコにされます。そこら辺は覚悟の上で。

・自分が投下する作品について、以下のことを明記すると吉。
□形態(小説・詩・ポエム・エッセイなど)
□ジャンル(純文学・大衆小説・ライトノベルで大別。SF・ハードボイルド・ミステリーなどは書かなくてもおk)
※書かなくてもいいけど、「エッセイを投下したのにストーリーについてボコられた」という事態になっても知らんよ。


☆使用推奨ソフト☆
□『窓の中の物語』(テキストビューワー) ttp://www6.ocn.ne.jp/~exist/news/soft.html
小説を読むのに最適。グリップボードからも読み込める優れもの。


◆禁則事項
・コテハン禁止。(特定人物の神格化防止)
・過度の馴れ合いは禁止。(単に雑談してるだけなら問題なし)
・お題募集は禁止。(流れが切られる。お題解消スレになる)
・えっちなのはいけないと思います!(18禁は投下禁止。グロも同じ扱い) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:15:55.60 ID:80QHw2yQ0<> 『常盤小説祭』
・主催
 VIPトキワ荘
・意義
 物書きが集い、互いに批評を書きあうことで技術・モチベーション向上させる。
 あくまでもVIPトキワ荘主催なので、完全匿名で行う。過度な馴れ合いはいらない。
 投票により順位をつけ、実力の相対的な評価を可能にする。
・期間
 ・執筆期間:企画発表日(3/1予定)〜4/30
 ・投稿期間:5/1〜
 ・投票期間:5/5〜5/6
 ・集計発表:5/7
 ※5/1から作品への感想・批評の投稿も開始。
 ※投稿期間は、参加人数が多くなると判断されれば前倒しされる。
・ルール
 【重要】可能な限り作品の感想・批評を書くこと
 VIPトキワ荘テンプレに準拠
 その他は、特設ページ参照のこと
 ※必要であればルールは追加される。
・投稿・投票方法
 未定(後日通知)

・お題
 執筆期間中に起きる出来事を扱った小説
 ※執筆期間は太陽暦で3/1〜5/6までとなる。だが、5月上旬の大型連休には厳密な日付は適用しないものとする。
 ※『出来事』とは、固有名称がついた日(ひな祭りなど)に行われる行事のみを指すわけではなく、
  執筆期間内の日付が想定されていれば、学校生活なども全て含むものとする。
・枚数
 四百字詰め原稿用紙20〜70枚(目安としては5000〜20000文字程度) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:16:41.21 ID:80QHw2yQ0<> 原稿用紙の換算については、こんなサイトも参考にしてください
ノベルチェッカー
ttp://matufude.hp.infoseek.co.jp/novelchk/

--------------------------------------------------

現在、VIPトキワ荘は過疎のため土日祝のみVIPで活動中。
平日は避難所で活動しています。

以上、テンプレ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:24:35.19 ID:80QHw2yQ0<> 以前トキワ荘に投稿されたものから、掌編を抜粋。
(リンクをクリックではなく、URLをアドレスバーにコピペしてね。)

掌編(〜1000字程度)
巫女さんSSβ1.1
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0030.txt)

tokiwa0034チューニング.txt
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0035.txt)

14時の天使
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0053.txt)

死に
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0065.txt)

妖精と少女
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0073.txt)

0073リメイク
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0075.txt)

仮題
(http://viptokiwasou.mad.buttobi.net/tokiwaloda/src/tokiwa0078.txt) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:33:57.48 ID:jBIp6q600<> よくみたら>>2で紹介されているビューアのお勧め文がグリップボードになってるね
なんか握りやすそうな板だな <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 12:58:28.23 ID:jBIp6q600<> 今朝やってたケロロの映画で不覚にも感動したほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 13:10:27.68 ID:38GP21yzO<> ボッコにして欲しいぜ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 13:20:41.35 ID:4X0zX5HH0<>  ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 13:23:14.60 ID:38GP21yzO<> >>9
いたっ
痛い。
ありがとうw <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 13:40:39.93 ID:4X0zX5HH0<> なにか燃料投下したいところだけどタネがないほし <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 14:13:15.34 ID:4X0zX5HH0<> ト〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 14:38:46.62 ID:Vql+MixF0<> えろまんが道 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 15:12:58.72 ID:4X0zX5HH0<> 守〜一人の保守を確かめたくて〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 15:46:16.34 ID:4X0zX5HH0<> ほっほー <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 16:16:39.94 ID:4X0zX5HH0<> 確かめたくて〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 16:47:59.45 ID:4X0zX5HH0<> 齔lの保守を確かめたくて〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 16:58:46.73 ID:qMk9Xru9O<> あばばばば☆ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 17:28:15.55 ID:4X0zX5HH0<> ロ守を確かめたくて〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 17:56:48.61 ID:4X0zX5HH0<> 守〜一人の保守を確かめたくて〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 18:22:24.27 ID:4X0zX5HH0<> ほ

ゅ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 18:49:13.01 ID:4X0zX5HH0<> ほす <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 18:52:57.26 ID:38GP21yzO<> >>22
健気で泣けた <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 19:07:10.34 ID:hsa/Vv+i0<> 保守してやろう <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 19:29:18.79 ID:4X0zX5HH0<> 保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 19:41:15.17 ID:8jEw5R/D0<> http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/pingpong/1204983226/
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 19:59:41.45 ID:4X0zX5HH0<> 審議中 ・・・・・・

    ∧,,∧   /⌒ヽ
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u' <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 20:15:47.43 ID:4X0zX5HH0<> ほ

ゅ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 20:32:44.71 ID:4X0zX5HH0<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 20:46:17.31 ID:4X0zX5HH0<> 一個も投下なしもあれなんで、昔の晒そうと思ったら、あまりの黒歴史っぷりに泣けてきたほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 20:59:16.07 ID:4X0zX5HH0<> ぽっぽや <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 21:14:29.79 ID:4X0zX5HH0<> ほす <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 21:30:08.03 ID:yj6l2ilU0<> ほっほー <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 21:44:43.55 ID:yj6l2ilU0<> ほす <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 21:58:32.00 ID:yj6l2ilU0<> ほす <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 22:11:16.08 ID:yj6l2ilU0<> 保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:16:27.32 ID:38GP21yzO<> なんという過疎………。
そして、なんという俺……。
晒すよ。晒させてくれ! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:20:19.45 ID:yj6l2ilU0<> >>37
よろすくおながいしまつ

ってか俺も黒歴史さらす。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:23:23.96 ID:38GP21yzO<> んだば、行くぜw <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:24:54.66 ID:38GP21yzO<>  皆さんはシュレディンガーの猫をご存知だろうか?
 簡単に説明するならば箱の中に入れられた猫がどうなっているかを、それに触れる事なく知りえるだろうかと言う話だ。
 当然の話しだが道具を使うなんて言うのは無しだ。おそらく、そんな事は入れた本人か非科学てきだが、超能力者、あとは神様位にしかわからないだろう。
 なぜそんな話しをしたかと言うとそれはここに箱があるからだ。
 その箱に俺は触れずに中身を当てなければならなくなってしまったんだ。そこでこの話しを思い出したというわけさ。
 何故こんな事になったのか。今思い返してもおかしな話しだ。


 朝方、散歩のため海岸を歩いていたら、子供達が輪になって遊んでいた。普段なら気にも留めないことなんだが、なぜだか俺は子供達に 何をしているんだ と問い掛けていた。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:25:38.83 ID:38GP21yzO<> 「 亀で遊んでるんだ〜 」
 「 おもしろいんだぜ〜 」
 「 こいつ、叩くと縮まるんだぜ〜 」
 子供達は口々に答える。そしてそれを叩いたり、つっついたりしているではないか。かわいそうに思った俺はジュース代と引き換えに亀を貰う事にした。
 子供達は俺からジュース代の小銭を奪うと、走り去って行った。450円で命が救えるなら安いもんだ。
 今思えば、これが間違いだったのだろう。
 しかしその時の俺はそんな事に気付きもせず、しばらく自己満足に浸っていた。すると突然話しかけられた。


<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:26:51.71 ID:38GP21yzO<>  「 いや〜、難儀な所を助けていただいてありがとうございます 」
 辺りを見渡すが、声は聞こえども姿は見えず。
 「 ここですよ、ここ。貴方の足元ですよ 」
 声を辿るとそこには、海……ではなく、亀がいた。
 いや、亀が喋るなんて非常識だろう。非常識過ぎる。夢でも見ているのかと思ってしまった。いや、今でも信じる事なんて出来ない。夢であってくれーー。
 そこからは、昔話さながらに竜宮城へお連れ致しますときたもんだからさあ、大変。
 俺は必死に断った。
 えっ?何故って?俺は平凡だが、今の生活が気に入っている。そりゃ、理不尽な事もあるさ。だが、それでも帰ってきたら知り合いが一人もいないんじゃ、あんまりだろう?
 「 それでは、私の面目が立ちません 」
 亀は泣きながら訴えてきたが、俺は断固として譲らなかった。


<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:30:29.45 ID:38GP21yzO<>  拉致が空かないと感じたのか?はたまた諦めたのか?亀は、何処からか箱を持ち出してきた。
 それは弁当箱よりふたまわり程大きく、黒く塗られ、朱い紐で結ばれている。
 まさか玉手箱かと聞いたら、首を縦にふり、嬉しそうにそうですと答えた。
 「 せめてこれだけは受け取って下さい 」
 亀の余りの必死さに、俺は悩んだ。えぇ、そりゃあ、悩みましたよ。
 考えても見てくれ昔話だと、老人にされてしまう煙が入った箱なんか誰も欲しがらないだろう?
 だが、俺は受け取る事にした。なぜかって?亀の必死さにうたれたからだ。そういう事にしておこう。
 それで今にいたるわけだ。海岸に一人残された俺は箱を見つめ考えた。さて、どうしたものか……。
 一方、亀はというと、俺がそれを渋々ながら受け取ると喜び、一仕事終えたような良い顔でノシノシと海に帰って行った。えっ?亀の顔がわかるのかって?それはような気がすると言うことだ。
 もういいだろ?余り突っ込まないでくれ。それに、判っても不思議じゃ無かもしれないな……。亀が喋っているわけだしな。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:31:11.97 ID:38GP21yzO<>

 話しが逸れてしまったから戻そう。要するに、俺は箱の中身が知りたいんだ。それも、触れたり、道具を使わずにな。
 なぜって?なんかの拍子に蓋が相手老人になんてごめんねだからな。
 不意に冷たい風がぴゅうとふいた。その寒さで現実に戻される。
 どれくらい悩んでいたのか気が付くと、辺りは朱く染まり始めているではないか。そろそろ、決めなくてはなるまい。
 俺に残された道は二つ、要は開けるか開けないかということだ。
 「 あれ〜?おじさんまだいたの〜? 」
 その声の方を振り返ると、朝の子供達がいるではないか。
 俺は咄嗟に閃いた!!
 そうだ、俺が持っているから悩むんだ。ならばいっそ、やってしまえば良い。そこで、子供達に箱をやることにした。
 「 えっ!?くれるの? 」
 俺は、縦に首を振る。
 「 ありがとう!!おじさん 」
 おじさんはやめなさい。俺はまだ20代です。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:32:06.69 ID:38GP21yzO<>  立ち尽くしたまま半日を過ごした事を少し後悔したがまぁ、いいだろう。そして海岸を去ろうとした。だが、ここで中身が気になるのが人情ってもんだろ?好奇心旺盛な子供の事だ、恐らくはこの場であけるに違いない。
 そこで、少し離れた所から窺おう。幸い箱をもった子供は仲間を呼ぶまで開けなさそうな雰囲気だ。
 この子等が箱を開ける前に慌てて海岸から石の階段を上り、道路に出る。
 これくらいで良いだろう。俺は目を細め3人の子供達が箱を開けるのをまった。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:33:31.15 ID:38GP21yzO<>  子供達の内一人が箱を開けた。箱に手を伸ばし取り出したのはロボットのおもちゃ。嬉しそうにしている少年。
 どういう事だ?煙りでもでるんじゃないのか。
 もう少し観察していると、残りの二人もそれぞれに人形やら飛行機のおもちゃを箱から取り出して喜んでいるではないか。
 子供達は、おもちゃを手に駆け出して行った。その場に置き去りにされた箱……。
 俺は気になり慌てて、箱に駆け寄る。そして、箱の中を覗いて見た。
 そこにあったのは一枚の紙切れ……。書かれていたのは、

 この箱は三度だけ願いを叶える箱です。
 ささやかなお礼ですが……。
 と言ったもの。

 子供達の数は3人、願いは三つ。当然ながら願いは使い切っているわけで……。
 がっくりうなだれていると、箱の蓋に何か書かれていた。どうやら先程は紐の結び目で気付かなかったようだ。
 蓋を開けるまで中身は判らない。亀様より
 と書いてあった。
おしまい。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:34:15.31 ID:38GP21yzO<> レス割が適当で悪い。

黒歴史w <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:35:12.51 ID:bSE1njef0<> 乙。これから読ませてもらいます。

んじゃ、俺も続けて。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:36:14.44 ID:bSE1njef0<> 「たまごやきのつくりかた」



「今日はね、テレビでおいしそうなたまごやきのつくりかたを紹介してたから、たまごやきにするね」
 一日、ただただ平凡で平和だった日曜日の夕方。
 私は台所のテーブルに買い物袋をおろしながら、テレビを見ていた浩二に言った。
 浩二は振り向きもせずに、あくびをしながら返事をする。
「たまごやきのつくりかた……って、サニーサイドアップとか、そういうやつだろ?」
「ブー、違うよ。それは目玉焼き」
 私は買ってきた品物を冷蔵庫にしまいつつ、説明を始める。
「たまごやきは、厚焼きたまごとかぁ、出し巻きたまごとか。そっちの方。
 普通は溶きたまごに出汁や調味料を入れて焼くんだけど、今日紹介されてたのは……」
 テレビで紹介されていた方法以外にも、持ち前の秘蔵レシピを彼に教えながら、たまごやきを作り始める。
 浩二はへぇ、とかうん、とか返事をしているけど、テレビからまったく視線を動かさない。
 明らかに気持ちがこもっていない。
 ──適当に相槌を打っているだけじゃないの?
 そんな風に感じた。
 冷蔵庫の中へすべての品をしまうと、私は浩二の隣へと座る。
「……あとね、たまごやきの中にマヨを入れるのも、おいしいんだよっ!」
 そう言って、彼の足をつねった。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:36:34.52 ID:38GP21yzO<> >>48
カモーん <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:36:50.60 ID:bSE1njef0<> 「痛ってー!」
 浩二の叫びが部屋に響いた。彼の痛がりようは大袈裟すぎる。そこまで私は怪力じゃない。
「痛ぇーって。ちゃんと聞いてたよ!」
 私の手を払いのけると、恨めしそうな顔をしながら振り向いた。
 つねられた部分をジャージの上から擦りながら、憎まれ口を叩く。
「でもさ、たまごやきにマヨネーズって卵に卵じゃん。そこに酢と油を足しただけだろ?
 お前さ、そんなのばっか食ってるからデブるんだよ」
 ──絶句。
 信じられない。
 最近、私が体型を気にして、こっそりとフィットネスクラブへ通い出したことへのあてつけなのは明らかだ。
「ひどい! デブじゃない! デブっていうな!」
 私は一発、二発と彼の腕に容赦なくパンチを繰り出す。
 脇を締め、えぐるように打つべし、打つべし。
「いててて、本気で殴るなよ。冗談なんだからさ」
「むぅ、冗談だったら言わなくていいじゃん。なんでそんなこと言うの?」
 私はもう一度、最近習ったボクササイズ仕込みの腕で、彼を殴り始めた。

 私の怒涛のラッシュコンボが収まらないとみるや、浩二はようやく音を上げた。
「ごめん、ごめんって。悪かったよ。そんなに怒るなよ」
 そう言って、私の繰り出した腕を掴んだ。
 浩二はそのままクリンチのように体を寄せてくると、耳元で囁く。
「なあ、君はもう少し太っていたっていいんだよ。君は華奢なんだから、さ」
 浩二の手が優しく私の背へ回った。
「俺はね、こうやって君を抱きしめた時、いつか壊してしまうんじゃないかって不安なんだ。
 だから力一杯、抱きしめることを躊躇ってしまう。
 俺はもっと君を感じたい。俺の全てで君を抱きしめたいんだ。それに……」
 彼が私の脇腹を撫でる。
「ちょっとくらい太っている方が、君を幸せに出来ているって証拠にもなるしね」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:37:28.05 ID:bSE1njef0<>  ……いつもの手だ。キザな奴。このナルシストめ。
 そんな風に思いながらも、私は嬉しくてちょっと恥ずかしくなってきた。
 ときどきクサいセリフを言う男だけど、私はそれにドキドキしてしまう。
 強く、優しく抱きしめられてしまうと、もうどんなことでも許してしまいそうになる。
 こんなにストレートに気持ちを伝えられてしまったら、私はどうすればいいの?
 やっぱり私って甘いのかもしれないなぁ。

 そんなことを思いながら、私は彼の手を振りほどいた。
 赤くなった顔を見せないために、顔をそむけながら立ち上がる。
 心臓の鼓動を聞かれて、私の心を悟らせないために。

 私はそのまま台所へ向かい、無言で料理を始めた。
 ずっと、怒ったふりを続けたまま。
 テレビから流れるニュースと、たまごが焼かれていく音が部屋に響く。
 浩二はテレビを見ているけど、ときどきチラチラとこちらの様子を窺っているようだ。
 でも、私はそれに気付かないふりをして、料理を続けた。

 料理が出来上がっても、私は黙ったまま。
 私はテーブルの上に料理を並べて、「はい」と一言発しただけだった。
 本当に怒っていたら、料理なんて作ったりしないのに。
 こんなこと、するわけないのに。
 口だけは変に上手いくせに、こんな簡単なサインを見落とすなんて、鈍感なヤツだ。
 でも、こんな鈍感男だから、私はきっと……。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:38:21.09 ID:bSE1njef0<>  私が浩二の向かい側に座ると、
「おお、美味そうだな」
 なんて普段よりオクターブの上がった声がした。
 ほとんど口を利かない私のご機嫌伺いなのはバレバレだ。
 一瞬、彼と視線が触れ合った。
「いただきまーす!」
 浩二は箸を手に取って、たまごやきを口に運んだ。
「おー、このたまごやきうめー!」
 浩二は私の機嫌を取り戻そうと、一所懸命になっている。
 単純なヤツ。本当はもう怒ってないのに。
 しかしこの男は、こういうところが愛おしい。
 テーブルの向かい側で、小気味良く料理を口に運んでいる彼を見つめた。

 ねぇ、あなたはどう思ってる?
 こんな毎日の積み重ねが、きっと二人の大切な時間になっていくと思うの。
 一緒に笑うのも、喧嘩するのも、ドキドキするのも、あなたとだからするんだよ。
 こんな小さな幸せのひとつひとつが、あなたとの絆になるんだから。

 ……でも、くやしいから、私はあなたに教えてあげない。
 あなたがテレビを観てる時、あなたがベランダでタバコの煙を燻らせてる時。
 私はあなたの背中を見つめて思うの。
 そしてあなたが帰った後、私は部屋で一人思うの。
 あなたに抱かれた温もりを思い出して。
「あなたが好き」
 だから感じて。私の気持ち。
 言葉にも態度にも表さない、私の本当の気持ちを。

 あなたがおいしいと言って食べているたまごやきには、私の気持ちがこもっているから。

おしまい。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:39:47.13 ID:bSE1njef0<> おしまいです。
なんか思うところがあったら忌憚なくご指摘ください。お願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:40:15.45 ID:mnWig2omO<> http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1205068737/

こんなのいるからいじりに行こうぜwwwwww <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 22:49:34.12 ID:bSE1njef0<> 読み中保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 22:51:18.53 ID:38GP21yzO<> >>54
んじゃあ、

ここまで一場面を広げられるのは凄いと思う。
辛口の意見を言うと、
まず、俺もたけど、散文になってるよね。
あと、主人公に感情移入が出来ないからだろうか?どうも、文章から貴方の文章と違っているというか、無理をしている様に感じる。
視点や、構成は面白いかも知れないけど、いまいち顔がニヤつかない。
上手く指摘できなくてごめんなさい。今一台しか携帯なくて、文章の指摘まではできなかった。

<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:01:05.75 ID:qMk9Xru9O<> ナウリーディング保守 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 23:08:26.96 ID:bSE1njef0<> >>40-46
ネタが面白かった。シュレディンガーの猫と浦島太郎をうまく流れに乗せてて面白い。
物語のベースがあるからかもしれないけど、話がスムーズに流れていくので、読みやすいし、
それほど気になるところもないかな。
オチも小噺としてなら十分。全体的に意外性はないけど、よくできてると思う。
コミカルな文体も好きだなぁ。
あまりツッコミどころが見当たらない。
お約束をいうと、記号の後は一字空け。できるだけ算用数字は避ける。くらいかな。

無理やりつっ込むと、
>>41
> 450円で命が救えるなら安いもんだ。
この時点では子供の人数がはっきりしてないので、450円は適当なのかどうなのか分からない。
物価に左右されないことまで考えれば、「あれっぽっち」程度の表現でよかったかな、と思った。

とりあえずこんなところです。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:16:58.53 ID:38GP21yzO<> >>59
シュレディンガーのネコの事で科学的な突っ込み以外の感想初めてもらった……。
もっと辛口に叩いてくれ!俺なんか才能ないんだ!

書くの辞めたくなる位叩いてくれよ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 23:18:06.38 ID:bSE1njef0<> >>57
>あと、主人公に感情移入が出来ないからだろうか?
>どうも、文章から貴方の文章と違っているというか、無理をしている様に感じる。
うはwww見事に見抜かれてるwww
感情移入できないのは完全に描写不足です。
文章が無理をしているようにみえるのは、投下前に文章を書き足し、書き直ししたんだけど、
最初に書いたときからブランクがあったんで、ズレたんだと思う。
これはもう本当に甘すぎました。

顔がニヤつかない・・・のは多分、感情移入させられなかったのが原因かなぁ。
もっと丁寧に心理描写をしたかったけど、描ききれなかったという思いはあります。
レスdクスです。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 23:19:12.99 ID:bSE1njef0<> >>60
しばらく待っててくれるなら、もう一度読み直してくる。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:24:21.90 ID:38GP21yzO<> >>62
なら、昨日書いたばかりの方をお願いしたい。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 23:28:15.17 ID:bSE1njef0<> >>63
どうぞ。ついでさっきのも改めて思ったことを追加する。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:34:34.88 ID:38GP21yzO<> >>64
だば、お言葉に甘えて。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:36:09.83 ID:38GP21yzO<>  ザアザアと雨が降っていた。
 夜の街は天候のせいか活気を失っている。いつもなら人通りの多いこの通りも、閉店間際に行くスーパーの惣菜コーナーを想像させる様に閑散としていた。
 コンビニの袋から、買ったばかりの煙草を取り出すと、いつもの通りセロハンを開け封を切る。
 片手には傘。禁煙、禁煙と最近は肩身も狭く吸いづらいが、こいつを求めて外に出た俺には我慢など出来はしなかった。
 煙草に火を点けようと、立ち止まる。
 −−ハァ、ハァ、ハァ、ハァ−−
 瞬間。
 ドンと強い衝撃。俺の恋人は輝く時間さえ奪われ水溜まりの中に落ちた。
 「あ、あぁ!!」
 「お願い、追われてるの! 助けて!」
 俺の抗議の言葉すら遮って唐突にそいつは口にする。ずぶ濡れになった白いセーターと肌に張り付いたブラウス。短めの紺のスカートからは滴が垂れ、棄てられた子猫の様に震え、怯えた目をしている。
 「厄日だ……」
 俺はつくづくそう感じた。見た目に彼女は高校生ぐらいだろう。
 気がついたら俺は、傘と先程購入したばかりのコンビニの袋を投げ捨て彼女の手を引いていた。
 「こっちだ」


 2
 「ときに、ガキんちょ、何に追われてんだ?」
 「なっ……」
 私は思わず息を飲み込む。走っているせいもあるのだが、今この男は私の事をガキんちょと言った。初対面の人間にガキんちょとはなんて失礼な男なのだろう。
 「何だ、理由も語らずに助けろとはずいぶん都合がいいな」
 次から次におしゃべりな男だ。よく走りながら話す余裕がある。口の軽い男は嫌いだが、男の言う事はもっともだ。
 知らない、と短く答えておく。その解答に満足した様子はない。だが、そんな事私には気にしている余裕などなかった。
 男はずぶ濡れのYシャツにジーンズというラフな格好だが清潔感がある。だが、それに対してくたびれた革靴の踵を潰して履いている。こんな革靴で私より速く走るのだから普通じゃない。
 もしかしたら、また変な奴と関わってしまったのかもしれない。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:40:51.67 ID:38GP21yzO<>  3
 「付き合い切れないな……」
 本音だった。アレから近くの廃ビルに入りしばらく様子を見たが、それらしい奴が追いかけて来る気配などない。ましてや、誰に追われているかも解らないらしい。
 せめて何に追われいるのか教えてくれないか。いや、妄想か思春期特有の自意識じゃないのか。
 「馬鹿にしないで!! それじゃあ私は精神異常者じゃないの!」
 先程まで寒さで血の気を失っていた顔はみるみる赤く染まる。
 失言だった……。いや、正確には考えていた事が声になっていたようだ。
 しかし、実際のところ異常者は異常に気付けないから異常者なのだが、言えば逆なでる事が目に見ていたのでやめておく。
 しかたがない、少し落ち着かせるために飲み物でも買って来るとしよう。

 4
 「俺が来るまで此処に居ろよ」
 男はそう言い残して私の視界から消えて行った。おそらく、彼は私を精神異常者とでも思っているのだろう。
 実際そうであったらどれだけよかったか。自嘲気味な笑みが零れた。
 一度息を吐き、まずは状況を確認しようと辺りを見渡す。剥き出しのコンクリートが忘れていた濡れた服の冷たさを思い出させる。
 四角く間取りをとられ、主など居ない金属製の机がおもちゃ箱をひっくり返したように乱雑に転がっていた。
 窓ガラスは数枚が割られ、破片はそのままにされている。気分で描かれたであろう落書きはこの空間では一つのアートになっていた。
 元は事務室か何かだったのだろが、今は面影を残していない。
 一番肝心な入口は一つ、出口と兼用だ。
 −−マズイ。逃げ道がないではないか!! −−
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:41:42.37 ID:38GP21yzO<>  5
 男は近くの自販機で温かいコーヒーを二本買うと、一つをジーンズのポケットに入れ一つを腋に挟みこんだ。
 雨はあがり、朧げに月が出ていた。彼はそれを見つめ、物思いに耽る。
 だが、頭を降り来た道を引き返す。どうにも、少女を見捨てる事が出来なかったのだろう。
 男が、先程の廃ビルに戻るまでには行きの半分の時間しかかからなかった。

 −−!? −−
 彼は言葉を失った様である。そして、突如全力で走りだす。

 6
 何故だろう?
 凄い勢いで、風が吹いている。そして、景色が流れる。今までにこんな景色を見た事などなかった。
 遠くに見える突起物から発している朱い光りがゆっくりと点滅している。クリスマスツリーの飾り付けをここ数年していなかった事を思い出した。
 「ガキんちょ!!!」
 またか。失礼な奴。私は声の方に顔を向ける。

 !!?

 絶句。まさにそれだ。
 私が落ちている。
 マズイ。
 ダメだ思考ができない。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:42:24.34 ID:38GP21yzO<>


 7
 俺は支えきれないのが解っている。
 だが、意思とは関係なく身体が動いていた。落ちて来る少女を受け止めても、運が悪ければ二人とも助からない。
 「ガキんちょ!!!」
 彼女が俺の方を一瞥した。


 8
 これは、私の思惑通りだった。だが、どうやらたったこれだけの時間で情が移ってしまったらしい。
 本来ならば、私の職務とは対極にあるのだが……。
 私は手を振り下ろす。噴き上げる様な突風が少女を包む。


<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:42:57.37 ID:38GP21yzO<>  9
 白を基調とした部屋のベッドの上で目を覚ました。
 奇跡。
 その言葉しか表現の仕方を知らない。
 私達は同じ病室に詰め込まれた。しかも、隣のベッド。
 窓際が私で、目が覚めた時一番最初に見た他人の顔があいつだった。
 どうやら助かったらしい。信じられない事に、二人共打撲程度の軽傷だった。
 「助かってよかったな、ガキんちょ」
 また、私をガキ扱いする。ちょっとニヤケてしまった。
 バレるのが嫌だったので、窓辺に視線を移す。
 大きな樹木の幹の上に少年が座っていた。
 脇に大きな鎌を立て掛け、足をぶらぶらと遊ばせている。服装は黒いマントの様な布で隠れて居て解らなかった。

 10
 アニキよかったんですか?
 とカラスが聞いて来る。
 私はこれの命を奪ったんだよと、中身の少なくなった缶コーヒーを降って見せる。
 カラスは甘いんだからとぼやくが知った事じゃない。
 今回は二本分の命を奪ったのだから、大目に見てほしいものだ。
 「さて、行くか」
 カラスにそう告げると、新しい獲物捜す事にした。 終わり。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:43:14.07 ID:38GP21yzO<> よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/09(日) 23:47:37.44 ID:bSE1njef0<> ほっほー <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/09(日) 23:52:36.25 ID:bSE1njef0<> >>60
まあ誤字脱字とかのその辺は置いといて。

シュレディンガーの猫のエピソードはこの物語とは筋違いっぽいけど、
その辺は主人公がそんな思い違いの回想をしたという理由で十分だと思う。

全体的に「〜」「ーー」「!!」などの二重記号が多いのはやや読者を選びがち。
ただこの作品の作風からして、安っぽいところは内容に合っていると思うんだよね。
その割には「子供達」「事」辺りの漢字を開いていないので、狙いが定まっていないような気はするけど。
「難儀」「拉致(正しくは埒)」辺りの表現も、完全に割り切って、もっと時代掛かった言葉で並べちゃうか、
そうでなければもっと砕いた表現にした方がよかったように思う。

内容的には、
>>42
>声を辿るとそこには、海……ではなく、亀がいた。
これ1レス目〜2レス目で亀がいること認識してるのに、亀がいた。はないような。
せめて、「先ほどの亀がいた」とされていれば、上手く繋がるんだけど。

>亀の必死さにうたれたからだ。そういう事にしておこう。
せっかくネタを展開できるところなのに、面倒くさくてやっつけちゃった感がでてる。

読み直して最後に気付いたんだけど、神様と亀様がかかってるのね。ヌルーしててごめんよ。
まとめ方は上手だと思うなぁ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/09(日) 23:56:51.11 ID:qMk9Xru9O<> 話が分かりにくいんです><
カンコーヒーには命があるんですね><
死神がなんで人間に情がうつるんですか><
なんで男が通りすがりの人間に大きな不信感も持たずそこまでするんですか><
あと文が一人称感情ばかりでウンザリなんです><
ビルに入ってから何があったかわからないんです><
文を書いている人が先走りしている感が凄くて気持悪いんです><
オナニーはヨソでやれよ死ね
さっさと首つれ

こんくらいのがいいかい? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/10(月) 00:05:39.33 ID:E4ZJxuCQ0<> ほ

ゅ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 00:06:49.60 ID:KEwyLmCWO<> >>73
誤脱は本当に黒歴史なんだよなぁw
おっしゃるとおりw
本線に玉手箱を持って来て、伏線でシュレディンガー。繋がりは箱だったので、哲学的にシュレディンガーの猫の話を語った際、観測という行為をしなければ結果は生まれない。
という解釈があったからそっから持って来たんだ。
 ラノベ風と言うよりは、主人公を完全に自分にして書いてしまったためと、メタフィクション作品の影響下にいたせいだと思う。

オチを3重に張ってたの気付いてくれたの貴方のダケだぜw <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 00:10:59.95 ID:KEwyLmCWO<> >>74
うんw気持ちいいw
こんくらいけなして欲しかったんだよね。あっちでさw
しょせんオナニーなのはわかってる訳で……。

そろそろ潮時だと感じてうろうろしてる。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/10(月) 00:23:18.97 ID:E4ZJxuCQ0<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/10(月) 00:24:23.20 ID:E4ZJxuCQ0<> >>66-70
全体的に描写はいいんじゃないかな。
>俺の恋人は輝く時間さえ奪われ水溜まりの中に落ちた。
例えが過ぎちゃって、分かりにくくなってるのはNGだけど。
分かる人が分かればいいというような文章ではないように思えるので、
恋人とまで呼ぶものがなんなのか。事前にご紹介いただけるとありがたいです。

>閉店間際に行くスーパーの惣菜コーナーを想像させる様に閑散としていた。
ユニークな描写だけど、なんとなく分かりにくいw
「想像させる」は要らないかな。「惣菜コーナーのように」で十分通じると思う。

視点がクルクルと回るのは、できればショートでは避けたほうがいいような。
俺も狙ってやったことがあるけど。
転換するたびに読者は立ち位置を組み立てなおさないといけないから、
これは実験ですよ、という言い訳がきくところ以外では厳しいかも。
登場人物と背景、場面設定が読者に十分認識されているなら、
ジェットコースターのように目まぐるしい展開も、面白くなるんだけどね。
この点でこの作品は読者に提示された情報が少なすぎる。
ぼんやりしたものが、ぼんやりしたまんま景色として通り過ぎるから、印象以外に心に残らない。

ラノベというか、アニメのコンテにすれば通用するし、面白そうな場面描写だと思った。
ということは、あまりにも実験的すぎる文章で、小説としてはキツイかもしれない。

とりあえず、こんなところです。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 00:41:11.49 ID:KEwyLmCWO<> >>79
指摘サンクス。
マジで嬉しいわw

まず、恋人は煙草だったんだけど、煙草が欲しくて表に出ているので、それ以上はクドくなると感じて自重した。
スーパーの文は
の〜の〜のになってしまって悩んだあげくあの体たらく。ボキャブラリーが貧困だからだね。


視点変更は、場面毎に感情と時間差を付けて、7、8、9でミステリードしたかったんだけど、結局読み手に伝わらなければ意味がないですね。

後、伏線を幾つか張りっぱなしにしているのも実は黒歴史。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>****<>2008/03/10(月) 00:45:07.18 ID:E4ZJxuCQ0<> 何言ってるんだ?
簡潔に頼むよ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 00:45:49.58 ID:KEwyLmCWO<> しかし、貴方のすげぇよなw一人でも続けて行くのは並大抵じゃねよ。
まぁ、校閲スレなる物が少し前にあったんだが、一人で半日維持する気力はなかったわ……。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/10(月) 00:46:43.13 ID:E4ZJxuCQ0<> ちょwww待てwwwww>>81は俺じゃねえwwwwwwww <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 00:48:59.25 ID:KEwyLmCWO<> >>81
簡潔に言うと、7段落と8段落、9段落で意識を別の所に誘導したかったわけです。

文章中に含みがっかた言い方は、回収できなかった。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 00:50:10.54 ID:KEwyLmCWO<> >>83
ID盗まれたw <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/10(月) 00:53:01.02 ID:E4ZJxuCQ0<> >>84
大丈夫wwww伝わってるよwwwwwごめwwwww
絶妙な位置の絶妙なレスだけに俺が言ってるようにしかみえないけどwwwww

まあ携帯じゃ余計に保守はキツイよね。
校閲スレは何度かROMってたなぁ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<><>2008/03/10(月) 01:01:54.05 ID:E4ZJxuCQ0<> さすがにそろそろ落ちるんで、今回はこの辺でお開きかな。
一作も投下されずにひっそりと落ちていくかと心配してたから、ここまでこれてありがたや。
小説大会のためにも、もっと燃料を用意しないといけないかもね。

とりあえずみんな乙。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 01:04:46.32 ID:/M5dO489O<> 乙

来週にはプロローグが……… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 01:06:59.96 ID:KEwyLmCWO<> >>86
携帯でも自動保守ツール使えれば良いんだけどね。

まぁ、あれより早くこっちの存在知ってたらこっちに張り付いてたな。

困りモノは未来だな……。参加はしてるが、実際潮時だろうな……。
単発だと思っていろいろやってたら緩いだけのBNSKになって来てる。
雰囲気は好きなんだが、あのままじゃぬるま湯だらな……。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。<>sage<>2008/03/10(月) 01:07:58.74 ID:KEwyLmCWO<> >>87
うにゅ
乙ノシ <>